冒険者の犬

結婚3年半経過した事務職が書く日記ブログです。

一人暮らしのススメ:主に立地と面積による部屋選びについて(なお、一人暮らしをしても精神的に自立するとは限りません)

センター試験も終わり、内定も出揃い、そろそろ今年の4月から自分がどんな生活を過ごすかわかってくる時期ではありませんか?

実家から通勤・通学不可能な土地への企業・学校へ行く、あるいは僻地へ飛ばされ他地方へ異動する方々は家(部屋)を探していらっしゃることでしょう。

本記事では、自分の一人暮らし経験から、部屋を選ぶポイントについて記述します。もし部屋選びについて迷った末に当ブログに辿り着いた方がいらっしゃいましたら、少しでも参考になれば幸いです。

 

一人暮らしなんか絶対しないし、ましてや僕の体験に興味ないよ、との方にはそっ閉じを推奨致します。

 

 

はじめに~大きく分けてどんなところに住む予定?~

大きく分けて、首都圏、首都圏以外の人口100万人都市圏、政令指定都市、市(県庁所在地)、市(県庁所在地ではない)、町村、僻地(失礼)では、それぞれの生活環境および生活費(賃貸料や食費等)に大きな格差があります。

もし、個人ブログ等の情報を一人暮らしの参考にしたいのであれば、住む予定地に暮らしているか、同規模の市町村に暮らしている方の記事を参考にしましょう。また、雑誌記事等は、僕の見る限り、概ね首都圏基準で書かれていますので、地方に住むなら参考にならない部分ありと思ってください。

 

上記の分け方でしたら、僕は市(県庁所在地)&市(県庁所在地ではない)で一人暮らししておりました。

 

それでは、立地、部屋の順に記述します。

 

部屋の立地についての優先順位とその理由

自分の主な移動手段(徒歩、自転車、原付、バイク、自動車、電車等)で

1.最寄りの生鮮食品店およびコンビニまで10分以内。

生きていくために必要なもの(生活必需品:特に食べ物)を買う場所までの近さは快適な生活にとって大変重要です。それらについては、物件確認の際に実際に時間を計ることを強く推奨します。

なお不動産屋のページに記載された 「~~まで徒歩何分」 といった宣伝文句については、実際には記載時間×1.2~1.5倍の時間を要すると思っておくべきです。

2.学校・職場まで30分以内。

基本的には近ければ良いです。ただし、一部の学校・職場は土地の安さ最優先で辺鄙な場所にある場合があります。そういう場合では、近ければ良いとは言えなくなります。

3.内科医(理想は救急病院)・薬局まで15分以内。

一人暮らしでは、体調が悪くなっても自力で病院へ行かなければなりません。医療機関までの距離は自分の命に大いに関わります。もし少しでも体調が悪いなと思ったら、動けるうちにすぐ病院に行きましょう。緊急事態への備えとして、救急病院への往復タクシー代+診療代分の現金1~2万円(クレジットカード可)は常備すべきです。

4.ホームセンターまで20分以内。

5.服屋、電気屋、本屋等々、低頻度だが定期的に行く店まで30分以内。

このあたり、一纏めになっている複合商業施設があると便利です。

6.最寄りの急行・快速電車の停車駅まで20分以内。

地方では重要なポイントです。帰省および就職活動をする際に最寄駅の遠さは非常に不便です。(どんなときでもバイク・自動車で移動するなら無視して可)

7.その地方の役場まで30分以内。

転入・転出届、住民票、印鑑証明の取得に投票など、たまの用事ではありますが、極端に遠いと大変不便です。

8.その地方の中心街(歓楽街)まで30分以内

飲み会参加の多い人や、洒落た店に毎日のように通いたいような人では優先順位高となります。その場合20分以内にしてもいいでしょう。ただし、原則として中心街に近づくほど、部屋は狭く、家賃は高くなります。

 

部屋について

階層

男女問わず、防犯の意味で2階以上(できれば3階以上)の部屋を強くお勧めします。ゴキブリや蚊、虫等の苦手な方には4階以上がお勧めです。

部屋の面積と間取りパターンについて

結論から言えば、立地条件と予算が許すなら25㎡以上の部屋にしましょう。

ワンルーム(1K)の部屋の間取りの目安

15㎡:6畳部屋(キッチン含)+ユニットバス (+収納スペース)

19㎡:6畳部屋+キッチン+ユニットバス (+収納スペース)

22㎡:6畳部屋+キッチン+バス+トイレ+収納スペース

25㎡:8畳部屋(キッチン・カウンター含)+バス+トイレ+洗面所(洗濯機置き場)+収納スペース

28㎡:10畳部屋 以下25㎡と同じ

面積と間取りだけは後からどうにもなりません。どうにかしたいなら引っ越すしかない。とても重要です。

設備で重視すべき点

収納スペース(ウォークインクローゼットor押入)は必須と思ってください。

部屋の快適さ、清潔さに大いに影響します。無い場合では、ハンガー台および収納ボックスを部屋へ設置する必要がありますので、実際には面積の数字以下の狭さと感じます。

トイレ・バスセパレート+洗面所有は清潔さを保ちやすいのでとてもお勧め。

 

なお、田舎ですと少々古めの1DK、2DKの物件が新しい1Kとほぼ同じ値段だったりします。将来的に異性を連れ込むと同居するとの野望があるならば選択肢に入るでしょう。そうでなければ、自分で掃除する部屋が増えるだけなのでお勧めしません。よほど意識して使い分けない限り、どこかの部屋が物置化します。

 

家具等設置可能面積

1畳=約1.6㎡ですので、6畳=約10㎡です。

自分の座るスペースや動線を確保するためにも、3分の1程度の面積は空けておかないといけません。従って、家具等の設置可能面積は10㎡x2/3=約6.6㎡です。

 

家具はどれだけ置ける?

ここでは便宜上ニトリのシングル用家具のサイズ(幅x奥行)で考えます。

シングルベッド:約2.5㎡

チェスト:約0.5㎡(クローゼットあるならクローゼット内へ設置)

ハンガー台:約0.5㎡(クローゼットあるなら不要)

デスク:約0.8㎡

チェア:約1㎡

テレビ台:約0.2㎡

全身鏡:約0.2㎡

ここまでで計5.7㎡です。実際にはどうしても部屋の角や壁際に使用不可能スペースができてしまいますので、6畳部屋ならこれでもかなり手狭になるでしょう。

クローゼットありなら、チェストをクローゼット内へ、ハンガー台は不要となるため、同じ家具構成でも4.7㎡しか使用しません。収納スペースがいかに重要かご理解いただけたでしょうか。

 

ところで部屋の使い勝手に影響するのは?

面積の広さ>築年数の新しさ>間取り配置 の順に使い勝手に影響します。

※極一部の例外を除く

理由

家具配置をどれだけ工夫しても、使用可能面積の差は絶対的です。広ければ、自分の動線の確保や物品の収納が容易です。

新しい物件ほど色々な部分で住人に都合よく建てられており、空調設備等も充実しています。概ね2005年以降くらいに建てられた物件なら問題ないでしょう。

面積と築年数が同等の物件どうしを比較する際、間取り配置を確認しましょう。ただし極端に使い勝手の悪い間取りの物件にはなかなか巡り会えないと思います。

 

最後に

予算で決して無理をしないように!

以上、狭い部屋と広めの部屋にそれぞれ住んだ経験を基に、独断と偏見で記述しました。