日本のバリアフリー化はまだまだだと和式トイレで感じました~母の骨折途中経過~
先日書いた記事↓の続報です。
「部屋がどんなに汚くなっても目を瞑ってやるから」~父(団塊世代)の本音がだだ漏れ~ - 冒険者の犬
骨折した家族(母)の補助と取扱、自分の心構え、そしてちょっとした家庭内羞恥について記述します。
僕の家庭内トラブルに興味の無い方におかれましては、そっ閉じを推奨いたします。
骨折相談は小町でもそれなりに見かけますね。
http://komachi.yomiuri.co.jp/t/2013/0123/568559.htm?g=03
http://komachi.yomiuri.co.jp/t/2012/0915/540217.htm?from=popin
誰でも、ほんの少しの不幸で骨折してしまうわけですから、ネット上に参考事例が多々あるのはありがたいです。
以下、心構え等
①患者は理由を作っては動こうとするので、動かなくても良いように配置する。
常駐スペースをテレビ前に用意し、各種リモコン、電話機、ハンドバック、電気ポット&マグカップ等、手に届く範囲に置いておきましょう。
②室内移動用にキャスター付丸椅子超便利。買いましょう。
骨折前にとある事情でたまたま購入したものなのですが、ものすごく役に立っております。このままいけば骨折生活MVP間違いなしです。メーカーに感謝状の一つも書こうかとけっこう真剣に考えています。
サンワサプライ 背当て付き丸椅子 抗菌耐アルコールタイプ ホワイト SNC-RD1VW 肘なし B級品 *箱にキズ、汚れのあるアウトレット品です。
- 出版社/メーカー: サンワサプライ
- メディア: オフィス用品
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本当にすごく助かってます!(露骨なマーケティング)
③2階への移動禁止。
這っていけば階段移動できるなどと本人が主張します。却下しましょう。当然、「○○を2階から取ってきてくれ」 等の要求には迅速に対応しましょう。
④洋式トイレなら問題ないですが、和式トイレを見ると絶望しかけます。
自宅のトイレは洋式ですよね? もし和式なら、洋式変換便座を速やかに設置しましょう。止む無く外出しなければならない場合、外出先(もしくは近辺)に洋式トイレがあるか無いか、できる範囲で確認しましょう。
余談ですが、全国の和式便所オンリーな建物のオーナーの皆様には、なるべく早急に洋式便所へ改装するよう心よりお願い申し上げます。
⑤特に外出する際、少しの段差が命取りです
階段の段差や上り下り1/4 | 安心!移動介助のコツ | やさしい介護・福祉のABC | スペシャルコンテンツ | MITSUBISHI MOTORS JAPAN
上記リンクは階段についてですが、少しの段差であっても、何かあったらすぐ手で支えられる位置関係を維持しましょう。松葉杖に慣れていない内では、わずか3~5㎝程度の段差が絶望的な高さに感じられるとのこと。補助してくれる人がいるというのは、実際には役に立っていなくとも、安心につながる模様です。
⑥家事をできない人(我が家の場合、父と姉のことです)は、家族が倒れても、急に家事ができるようになりません
世の旦那様や子供様におかれましては、料理と洗濯と掃除くらいできるようになっておくことを推奨致します。奥様におかれましては、旦那様と子供様に家事を仕込んでおくことをお勧め致します。
なお、役に立たないばかりか
「部屋がどんなに汚くなっても目を瞑ってやるから」(ドヤ顔)
「ご飯が出てこないか……仕方ないな」(ドヤ顔)
「自分の分の食器洗いと洗濯はやるわ」(ドヤ顔)→やらないorやっても汚い
「トイレ掃除をやれ? 何言ってるんだいつもやってるだろう!(注.やってない)」(ドヤ顔)
「ゴミ出し……ってどうすればいいんだ?」(困惑)
なんてことになったら恥ずかしいですよ! 僕の父のことですけどね。
おまけ
母は、治療のついでに骨密度検査をやることになりました。その際、付き添っていた父と医者とを交えた会話は次のとおり (注.母からの伝聞です)
医者「今後のこともありますし、骨密度検査をしましょうか」
父「骨密度検査をやるなんてまるで老人みたいだなwwwwww」(注.母と父は同世代(団塊世代)の老人です)
医者「旦那さんもついでに検査しますか?」
父「いや俺はいいです」
一週間後、母の検査結果を見つつの会話
医者「骨密度は年齢相応ですね。お酒やタバコはやられます?」
母「いいえ」
医者「そうですか。飲酒、タバコの量が極端に多いと骨密度が低くなりがちなんですが、やらないならいいです。」
父「……次回来た時に、やっぱり私も骨密度の検査してもらおうかな。」(注.酒とタバコの量が多い)
まとめ
自分のご飯を自分で用意する(出来合惣菜買ってくるだけだけど)、病院の付添をしてくれる、その2点だけでも僕の想定をはるかに上回る貢献度ですので、父の他の部分についてはとりあえずよしとしよう、と思う今日この頃です。
……やっぱり僕がエネME?