冒険者の犬

結婚3年半経過した事務職が書く日記ブログです。

就活時、特に早い段階に、自分の明らかにダメな要素は排除しておきましょう

はじめに

就活真っ盛りな今日この頃、下っ端採用担当者として過去の年度採用活動時に思ったことをいくつか記述します。

就活中の人向けの、中小企業末端採用担当者による超上から目線の記事ですので、興味の無い方におかれましてはそっ閉じを推奨致します。

 

 

下っ端は下っ端でもわかるダメな人をふるい落とします

僕のような下っ端採用担当者から見て、明確にダメな人は僕の段階で落とすよう指示されます。落とさなくても、僕の段階でマイナス評価がつきます。逆説的には、僕がダメと評価しきれない程度以上であれば、少なくとも僕(下っ端採用担当者)段階で落とされることはまず無いわけです。

 

明らかにダメなポイントってどこでしょうか?

意外と評価されないポイントと合わせて、いくつか記述致します。僕の見たダメな人の具体例です。

 

会社説明会を予約して無断欠席し、その後、履歴書を郵送してくる人

世の中にはそんな豪の者もいます。躊躇なくさようならです。手間もかからず後腐れ無し。すばらしい。入りたい会社の説明会へは行きましょう。もし説明会へ行けなくても、個別対応してくれる企業もありますので、無断欠席だけはやめましょう。

 

会社説明会で居眠りする人

中小の、精々数十人規模の説明会でやらかしてしまいますと、

「私は貴社への入社意思を持っていません」

て顔に貼ってるようなもので、当然チェックされます。その失態をカバーして余りあるほどの優秀さを履歴書等の書類上で表現できない限りさようなら。寝てしまった会社は諦めましょう。

 

封筒の宛名書き及び自宅住所を誤記している人

宛名書きを間違えている=確認が甘く大変に無礼。自宅住所を間違える=確認が甘く自宅住所すら間違うような知性に不安あり。さようなら。

とは言え、実際に封筒開封作業するのが下っ端社員(僕)ならば、苦々しい思いをされつつ(あるいは笑って)スルーしてくれるかもしれません。でも、そんなラッキーに期待する前に、宛名くらい封筒投函前に確認しましょう。

 

名前で検索するとマズイ情報が引っかかっちゃう人

就活開始前に、Facebook等の自分の実名アカウントでの危うい発言は削除しておきましょう。その手の発言で実際に炎上した経験のある方、Web魚拓が残ってしまっている方。大変にご愁傷様です。さようなら。

 

履歴書に誤記空欄のある人

特に、氏名欄に印マークがわざわざあるのに、印鑑押してないのは目立ちますよ。

 

履歴書の顔写真が悪い人

ピントが合っておらず、表情や姿勢が悪い。信じられないくらいぼっさぼさの頭だったりもする。白黒写真もやめておきましょうね。満面の笑みも恐ろしいですが、しかめ面は論外です。そのあたりは町の写真屋さんで指摘・修正してくれることです。なので、おそらく、自分で撮影して加工したか、500円写真機を利用しているのでしょう。勝負写真くらいプロに頼んで損は無いです。一度プロに撮影して貰えば、それを自宅でスキャンして複製できますしね。

「写真(外見)で落とされることは無い=内面で選んでくれないような企業はダメだ」

という考えは就活中の人(特に学生)の甘ったれた願望でしかないという現実を知りましょう。外見だけで落とされることは確かに滅多にありません(大変なイケメン・美人さんだったら逆に選ばれることはあるでしょうけどね)が、写真の不出来は容貌とは関係なくダメな要素です。

 

履歴書の字が読めないほど汚い人

論外です。自分の字の上手さ以上には上手く書けませんが、せめて丁寧に、読解可能な字を書きましょう。姿勢を正して、ペンを正しく持ち、字を大きめに、ゆっくり書くところから。鉛筆下書きをきれいに消し切れていないのもみっともないですね。逆に、字の美しさは、素人判断で飛びぬけて美しいと認識されるくらいでないと、さらっとスルーされます。

 

趣味、特技が反社会的な内容を含んでいる人

明確な犯罪行為を書いている人を流石に見たことありませんが、よくよく読むと、これ良いのか?社会通念上大丈夫なのか?という場合あり。社会の一員になるのですから、反社会的行為は容認されなくなります。できれば親戚以外の社会人に内容をチェックしてもらいましょう。大学のゼミの先生や就職課の人なんかが身近かつ有効ではないでしょうか。その際に指摘された事は真摯に受け止めるようお勧め致します。

 

志望理由等

内容については採用担当者の好みによりますが、日本語として破綻しているとダメです。本文のフォントは12ポイントを目安に。10以下はダメです。読む人が老眼かもしれないし、

「小さい文字がたくさん並んでると読む気にならない」

というダメな社会人も案外たくさんいます。

別紙で志望理由書を添付する場合では、いかにも安そうな紙(藁半紙?)に小さな文字で印刷すると悪印象です。紙の色は履歴書と同じ白にしましょう(光沢紙はやりすぎです)。大学のPCルーム据え置きの紙は安っぽくてみっともないかもしれませんよ。

内容を読んでほしければ、まず体裁を整えましょう。

 

単位取得数の少ない人

3年終了時で既取得単位が100未満の人、ものすごく不利です。計画性の無い講義サボり魔または単位の取れない程度の能力ですから。逆に、3年終了時の取得単位数が多く(140単位以上くらい)、かつ8割以上で秀または優ならば、成績証明書では確実に高評価を得られることでしょう。

 

健康診断結果に問題のある人

学校の健康診断でヤバい結果の出てる人は、高確率で書類で落とされると認識してください。極端に太っている人(あくまで目安ですが、男で170㎝未満で100㎏とか、女で150㎝80㎏とか)も厳しいです。将来的に長期の病気療養発生のリスクが高いとみなされます。採用する側からしますと、

「元気に長年勤務してくれないかもしれない人」

ってそれだけで爆弾です。余談ですが、育休3年付与が義務化されたら、新卒の女性採用が確実に落ち込むことでしょう。

 

必要書類が不足している人

体感では卒業見込証の抜けが多いです。提出しろと言われたものはきっちり提出しましょう。学校の休みやシステム都合等で提出遅れる場合では、何故遅れるかの理由および発行でき次第送付する旨を必ず書いておくこと。

 

 

 

というような関門をさらっと通り抜けられる恐らく大多数の学生さん、おめでとうございます。僕の所属する企業程度の応募者数では書類であまり落としませんので、筆記試験と面接が待っています。

ここ何年かの企業アンケートで採用時に重視すること1位は相変わらずコミュニケーション能力という結果だったようです。ただし、それは書類と筆記での足切り後、つまりあくまで面接時に重視することだと念頭においてください。

 

締め

ごく普通の真面目な学生さんなら、僕のような下っ端段階でふるい落とされることは、まずありません。ですが、自分のダメなポイントって自分では意外と気づかないものです。そういう部分を排除するためのアドバイスを、信頼できる社会人に求めることは大切です。

 

就活でのご多幸を心よりお祈り申し上げます。

 

 

以上です。