「無礼講」とはどこまで許される?
こんな記事↓を拝見しました。
新社会人必見!「無礼講」はどこまで許される?人気芸人で大実験 - IRORIO(イロリオ)
職場や大学での歓迎会も一通り終わった頃と思われますので、この記事を本当に必要とする人にとってはもう手遅れなんじゃないでしょうか。とはいえ、思ったところを記述致します。新入社員の方等々に、少しでも役に立てば幸いです。
いきなり結論
目下の人間の無礼は許されません。
もし許されたら超ラッキー。許してくれた目上の人間に心から感謝してください。
元記事について
「今日は無礼講で!」職場の飲み会などで上司がよく使うセリフだが、「無礼講」とはどこまで許されることなのだろうか?
(中略)
「無礼講(ぶれいこう)」とは、辞書によると「身分の貴賤・上下の差別なく礼儀作法なしに催す宴会」のこと。
元記事では芸人さんに「どこまで許されるか」実験してもらっていますね。何の参考にもなりません。そもそも、そんなギリギリを狙うような真似をしてはなりません。特に新入社員ならば、絶対安全圏から逸脱しないようにしたいものです。
無礼講の定義は、
① 多少の失礼やマナー違反は許してもらえる。
② 調子に乗って手を出すと怒られる。
①許してもらえたらラッキーです。
②単に怒られると言っても、宴会の後日にマンツーマンで2時間説教コースだったりしますよ。
新社会人は、「無礼講」と言われても定義を守って、ハメを外し過ぎないよう気をつけて欲しい。特に「今日は無礼講で」とかわざわざ言う上司に限って「無礼講NG」の人が多かったりするのだ。
最後の最後に結局ハッキリしない記事ですなー。最後の一文には心から同意致しますけども。
本当に知っておくべきことは、「どこまでの無礼が許されるのか」ではなく「宴席での礼儀」
僕の主観ですが、無礼講がどこまで許されるのか等について悩むような人は、正確には
「自分は宴席の礼儀を知らず、無礼な振る舞いをしてしまいそうだ。自分の無礼かもしれない振る舞いは、どこまで許されるのだろうか」
と悩んでいるんじゃないでしょうか。この悩みは守るべき礼儀を知っていれば解決します。そもそも無礼な振る舞いをしなければ良いんですからね。
一方で、上記記事のネタになるような「本当に無礼な振る舞いをして解雇される」ような人間は、そもそも無礼講の定義等について悩まないイメージです(偏見)。問題意識が無いなら高い授業料支払って学ぶしかありませんね。
では、宴席の礼儀とは
まとめがありますね↓
社会人なら知らないと損する!!飲み会・宴会のマナー - NAVER まとめ
大いに参考にすると良いと思います。
ところで、宴席に参加した経験のある人なら、実際の宴席では上記まとめにあるような「礼儀」の内、いくつかが無視・省略されているとわかるはずです。その無視・省略こそが「無礼講」ですので、「自分の態度を無礼にしても良い」なんてことはないのです。
まとめに載っていない礼儀等としては
・プライベートな事項については、相手が話し出さない限り、こちらからは聞かない。
・話題が無い時の必殺技は「目上の人の若い頃の仕事上の経験話を聞く」。
・政治と野球の話は避ける。
・姿勢は崩さない。
良い宴席ライフを!
以上です。