定型化したやり取りをしなかったら、むしろ怖い人だと思われた思い出話
「なんで◯◯なの!?」と言わないようにしたい - 深く息を吐く
やったこともやられたこともありますけど、詰問ってダメですよね。どう答えても怒られるのがわかってるから、マジメに答える気が無くなる。そこで
「何で○○なんだ!?」
「……すみません」
「謝れとは言ってないだろう!どうしてそうなったんだ!?」
「はい……すみません」
「もういい!」
て感じで、詰問する人に対して、やり取りが定型化されます。これが特に上司と部下の関係の場合だと、部下の不始末→上司に何らかのしわ寄せと予想される→とりあえず怒って謝らせないと気が済まない、との意識でしょうか。根拠はありませんが、日頃こういうやり取りはダメだと言っている人に限って、実際には大喜びで詰問しているような印象です。
僕の場合
実際、誤ってもらいたいわけじゃないし、ホントの緊急不具合なら即座に対応しないといけない。そこで昔のやり取りをいくつか思い出しました。
会話1
「○○で××になってるそうです!」
「え、そうなんですか。何でまた。」
「……すみません」
「?あなたのミスなんですか?」
「……すみません」
「いや謝るべきはお客さんで僕じゃないですし、どうしてそうなったんですか?」
「私の伝票打ち間違いです」
「そうですか。お客さん、欠品分は持って来いって?」
「はい」
「じゃあまずは○○さんに配達可能かどうか確認して、可能だったら商品手配と差分の伝票発行してください」
後日、あの人(僕のこと)は謝ってるのに聞いてくれない!あの人怖い!と裏で文句を言われていました。
会話2
「今から○○をやります」
「え、何で?」
「えっすみません」
「××の作業中なんじゃなかったっけ?」
「そうなんですけど、こちらが気になって」
「それって今気にする事なの?」
「すみません」
「……○○と××の優先順位って××のが高いでしょ?」
「はい」
「じゃあ××を先に終わらせようよ」
「じゃあ○○は後になってもいいんですね!?」
「そうね。どっちみち定時までには終わるでしょ、それ」
「えっ?」
「えっ?」
後日(以下略)
締め
定型詰問に慣れ過ぎると、詰問されるのではなく、追及されるとむしろストレスを感じるようになるみたいです。
子供や部下といった目下の人間から、「とりあえず謝っておけば済むんだろ」と思われないようにしたいものですね。
余談
現職では一番下っ端なので部下はいません。前職時代の部下からは概ねこんな評価をされていたようです。
- 冷たい
- 怖い
- 自分以外には優しい
- 発言の意味を吟味されてる感じが怖い
面白いのは、部下のほぼ全員が「自分以外には優しい」と思っていた(らしい)こと。つまり僕には当事者に伝わりにくい優しさが備わっているようです。
だいたいそんなかんじ。