49日も終わりまして
先週、亡姉の49日が終わり、納骨も終了しました。
この一連の流れや注意事項、感想などなど。
1.突然のびっくりニュースが入ってきた時にはまず火の元を確認しよう
在宅で死亡となるととりあえず警察と救急車を呼ぶわけなんですが、あまりのことに動転したせいかフライパンを熱したまま放置。焦げ付きまくり発火寸前の状態で警察の人が気を利かせて止めてくれました。てかIHでよかった! ガスだったら火事ってたかも。
2.とりあえず必要なものを買いつつ帰ろう
連絡を受けて実家に戻るにあたり、途中で買った可燃ゴミの袋と飲み物は後で役に立ちました。
3.警察の人の話はよく聞こう
その後の手続きの流れ書いてある資料とかくれますし、親切に色々教えてくれます。
4.葬儀手配は基本的に業者に丸投げでOK
電話から遺体の運搬(家族一名付き添いが望ましい)→現地到着後に内容や金額等の打ち合わせになります。よっぽどこだわりや宗教的縛りがなければ業者丸投げ仏式で問題ありません。基本的に遺体は業者の葬儀場で清めてくれるので、慣れないことはせずに任せるほうがいいでしょうね。最後に着せる服を一緒に運んでおきましょうね。
5.いわゆる死亡証明書もらうのに数万円かかった
検死後に担当医の病院へ証明書を受け取りに行きます。もう額を忘れちゃったんですが2万円くらいだったでしょうか。その後、証明書をもって警察署へ。
6.死亡証明書はどこで焼くか決めてからじゃないと役所に出せない
僕は市役所の窓口で受理されず。こっちもちょいと感情的になってるんでカチーンとしたんですが、まあ規則は規則なんで仕方ないですね。死亡届が火葬許可書へ変わる関係です。
業者が葬儀→どこで火葬するかも含め、提出も代行してくれますので、書類は忘れず葬儀場へ。
7.今時だいたい買えるんで財布とケータイあればなんとかなる
あっ白のカッターシャツがそういえば古いのしかないぞ、とか。今時よっぽどの僻地でもなければ買えるとこありますからね、葬儀場へ移動する前に荷物を完璧にしようなんて思う必要はないですね。完璧にするんじゃなくて、絶対に忘れてはならないもの(具体的には死亡証明書と財布、キャッシュカード、ケータイ)だけ死守くらいの意識でしょうか。
8.飲みすぎない
通夜終わった後とか暇ですし男は寝ずの番とかしたりするじゃないですか。それで酒を飲みだしたら感情的に不安定だしついつい飲みすぎちゃうんですよね。急性アルコール中毒で病院へ搬送されたりしないようにしましょう。イヤほんとマジで。
9.葬儀の時、来てくれる親戚や友人には昼食をどうするか連絡しておくべし
特に連絡してなかった結果、みんなが気を遣って色々買ってきてくれたもので、すげえ余りました。
10.泣きたいときには泣けばいいのよ
現実問題として実務処理の必要な時に泣いてると話が進まないんでまずいんですけどね。葬儀の時くらい泣きたきゃ泣けばいいんじゃないっすかね。
11.若かったり体がデカいと火葬に時間がかかる
めっちゃ待ちました。
12.遺品は保留すると捨てられなくなるので最初に捨てる
主に服とか。絶対に捨てられないのを2~3着くらい思い出に取っておいても良いとは思います。でも基本さっさと捨てないとホントにダメですね。売るのも忍びないしね。
13.さして親しくもない人の気遣いに期待してはいけない
同僚とか知り合いとか、ものすごく好意的に表現すると『普段通りに』接してくれる人がいるわけですが、普段すぎていくらなんでもこっちがそういう気分じゃねえよと言いたくなるような下ネタとかブッ○したくなりますよね。まあそんなもんですよね。
14.ロウソクとマッチはちゃんと消しましょう
これ、葬儀屋さんからも何度も何度も注意されました。お参りにロウソクやマッチ使って、消さずに放置して、風とかで倒れて火事ってのがすごく多いそうです。使い終わったら即消火。
15.49日の日はさっさと有給にしておくべし
文句は言わせません。でも仕事はちゃんと調整して休める状態にしておくのが会社員のマナーでありますね。
16.善意の迷信攻撃には大人の対応を
49日が3か月にまたがるとよくないとか、単なる迷信なんで。でも言ってくる人って親戚だったりしますからね。あんま角が立たないような応対をしませんとね。ちなみに、法事について相談するべきはもちろん素人の親戚ではなくお寺です。
17.故人の関係者が記憶を美化し始めても放置
もちろん程度問題ではあるのですが、美化できるくらいならしておけばいいと思います。
18.やっぱ葬儀代その他まかなえる程度の生命保険は最低限いるわ
両親と僕の貯金でなんとでもなったでしょうが、やはり特に成人ならば、最低限自分の葬儀代くらい出るようにしておくべきだな、と。
最後に
人によって意見は違うでしょうけど、僕は火葬終わって骨になった状態を見て、心の一区切りを感じました。あーもう絶対に生き返ったりしないよなー、と。火葬すげえ。骨のインパクトはデカいです。
49日の納骨時に我が家の墓の構造とか納骨の仕方を知ったのは、そのうち役に立つ日もくるのでしょう。嬉しくありませんけど。なんせ僕たち夫婦はこれでお互い一人っ子のため、この辺りの慣習に則ると、妻の両親の葬儀でも僕が喪主をやる可能性が高いんですよね。嫌ですね。
色々言いたいことはありましたが、死ななきゃならんようなこともなく、もーちょっと生きててほしかったなあ、というのが今の僕の正直なところです。
しかし、これで恐らく本人としては苦しかったであろう今生からは解放されたので、まあよく頑張ったなあ。
そのうち涅槃で会いましょう。だいたいそんなかんじ。