趣味の自転車には1gだって余分なものを載せたくない……のは普通は知られていない
僕の実家のあたりではバイクスタンドのある店が増えてきました。これは行政からの何らかの働きかけがあったと思われます。愛知県のメジャーな自転車コースだからね。
いきなりですが、こんな感じの完全通勤仕様のクロスバイクに乗っている僕です。
これ、知人の自転車乗りさんからは嘲笑されたんですよ。何故なら、
- 前後フルフェンダー
- 荷台
- リアバッグ(この写真には写ってませんが)
と、余分なものを満載しているからなんですね。こんなのダサい、重いと。
さて、某バイクスタンドについての記事を拝見しまして、ニワカ自転車乗りの僕として、これはわかんないだろうなあ、と思った部分についていくつか。
1.スタンド、荷台、フェンダー(泥よけ)等はオプション品である・・・という大前提
まずはここから。
見本として、TREKのロードバイクの画像です。スタンドも荷台も泥よけもライト(前照灯)もついてません。それらは全てオプション品です。
対して、俗に言うママチャリ、つまり一般的に自転車って言われて連想するのはこっちですよね。前カゴ、後荷台、チェーンガード、ライト、スタンド等が標準装備。実はこれらが全てオプション後付け品だなんて、そういう認識は普通持っていないでしょう。
オプション品であるということは、ついていない状態が標準である、ということ。ロードバイク的には、そういう物が何もついていない状態で、標準なんです。これがロードバイクやクロスバイクに乗る自転車乗り的に大前提なんですが、普通の人にはその前提は無い。認識の大きなズレです。
2.自転車は軽ければ軽いほど良い・・・という暗黙の了解
高速かつ長距離を乗るためには、極論すれば1gでも軽い方が楽チンなんですね。いや1gというのは本当に極論なんですが、100g違えば50㎞とか100㎞とか乗った際の疲労が体感的にはけっこう違います。
故に、ガチな自転車乗りだけでなく、週末にちょろっと数10㎞以上~100㎞くらい走る程度の比較的ライト層の人でも、暗黙の了解として、『自転車は軽ければ軽いほどいい。だから余計な荷物やオプションは積みたくない』との共通認識を持っています。
そうすると、フレーム強度的に荷台とかスタンドとかきついってのもありつつ、そもそも重たくなるからそーゆーのつけるの嫌だって人が多いはず。そして、本当の最低限のパンク対策品とライトだけを搭載→嫌々ながらスタンドをつける→数泊の自転車旅や通勤のために必要に迫られて荷台&リアバッグをつける……という感じで段階的にオプションを載せていきます。
まとめ
オプション品を必要に迫られ嫌々つける感覚なんて自転車乗りでもな人には普通わかんないんだから、それを暗黙の前提としたことを言ったってわかんないよ。
まあそんな感じ。