映画感想 ~ 君の名は。 ~ (ネタバレ無しのつもり)
見てきました君の名は。席のネット予約時点で、うっわー混んでるなあ、と思っていたとおりに、劇場では当日券がもう無いアナウンスも流れていましたね。つかカップル率高いよ。男オタどうしで行くと敗北感に苛まれるかもしれません。
見終わった後に隣のカップルと前のカップルが話していた感想を紹介させていただきますと、
「すっげー良かったわ泣けた」
「良かった~よくわかんなかったけど」
とのことでございました。この感想に新海誠監督の成長を感じます。というのも、『雲の向こう、約束の場所』とか特にそうなんですけど、新海監督は軽いSFのお約束とかオタ的なお約束については劇中であんま説明しないんですよね。だからそういう知識が無いと、所々に意味不明な箇所があるはずなんですよ。そして、過去作においては意味不明な箇所があるからわかんねえ~、という一般の方(オタではない程度の意味です)が多かったのではないでしょうか。ところが、『君の名は。』においては、一般の方から、わかんないけど良かった、という感想が出てくるわけです。これは成長ですよね。新海監督は、自らの欠点を無くすのではなく、長所を追及する形で伸びているように感じるので、ファンとしては見守る所存でございます。
さて、新海監督の作品って基本的には
- 男の子と女の子が出会う
- 本人達ではどうしようもない理由で離れ離れになる
- 少し不思議な展開
- 男の子と女の子が再会する
- 終わり
という信頼と実績のストーリーの流れがあるわけですよ。いやあ信頼と実績は裏切られませんね。いいぞもっとやれ。シン・ゴジラ見た時に流れていた予告映像がすげえネタバレ感というかえっここまで流して大丈夫なの、とか思っていたんですけど、ビックリするほどネタバレしてなくて、これはしてやられました。てかストーリーについては細かいところは突っ込まずにシーン単位の美麗さと勢いを感じろ! というところですよね。背景含めて絵は本当に美麗で思わずぐへへとなりますし、男の子も女の子も可愛いぞ。神木キュンハァハァ。
君の名は。の良かったところ
- 絵がキレイ
- 男の子も女の子も可愛いぞ
- 神木キュンハァハァ
- ハァァァ切ない……
君の名は。のちょっとこれは……なところ
- やっぱり説明は少ない
- 長澤まさみと花澤さんは逆にすべきだったのでは……
- タイトルの『。』が個人的に好きではない
- オタが単独で劇場に行くとリア充カップルの多さに敗北感を抱くかもしれない
まとめ
アニメ嫌な人、少し不思議要素に抵抗感のある人、枝葉末節にツッコみたい人を除いて、広く老若男女におススメできる映画に仕上がっています。夏の終わりに切なくなりましょう。
最後に、わかる人にはわかる表現ですが……一部でトラウマ製造映画などと評される秒速5センチメートルでトラウマを抱えた方……『君の名は。』は大丈夫ですよ。
ところで僕の三葉はどこにいますか?
だいたいそんな感じ。
追記
ネタバレ感想も書きました。