杉森のコメントに思う グランパス移籍あれこれ
11月21日付の中スポにて報道された杉森の移籍志願。
紙面では、本人の「」コメントとして、
「ここの環境に甘えていた部分もある。追い込まれた生活がしたい」
と伝えています。本記事はそのコメントから考えたことです。なお発言の真意は杉森本人にしかわからないことです念の為。
1.環境に甘えているって?
一言で言えば『手抜き』に他ならない。ただ、状況等により一概には言えません。大きく分けると次のような状態ではないでしょうか。
自分が適切な行動をしても見返りを得られる見込みがないので、手抜きをする。
(杉森の場合で言えば、試合に出られる見込みが薄いので? トレーニング、節制した生活、戦術理解、試合準備等を怠った?)
一方で、自分が不適切な行動をとっても、最低限の結果が保障されているので、手抜きをする。
(グランパスユース出身の期待の生え抜き、年度別日本代表経験者ということもあり、グランパスにいる限り、少なくともそれなりの待遇で生活の保障はされるし、引退後でも多分職の世話をしてくれる)
恐らく、杉森としては、100%の行動を取れてない・自分はどこか手抜きしているって認識しているのでしょうね。そして、杉森のコメントの後半につながります。
2.追い込まれた生活って?
以上の文脈から推測するに、
手抜きしたら生きていけない状態
→手抜きしたら解雇・引退
→多分その後の仕事にも困る
→つまり大きなスポンサー等の無いクラブ
→自分が試合に出られそうな主にJ2のクラブ
ということになります。
3.以下は僕の所見・妄想です
人間は大きく分けて、
- どんな環境でも、できる奴
- 環境によって、できたりできなかったりする奴←大多数の人
- どんな環境でも、できない奴
の3種になるかと思います。杉森は今のグランパスにおいては自分手抜きしちゃうと認識しているようです。故に、環境を変えてみたいと希望するのも自然な流れでしょう。でも本当にそれでいいの? と僕は言いたい。
グランパスにおける杉森の環境って、確かに温い部分もあるんでしょうが、サッカーに集中できる環境でもあるはずなんですよ。生活の心配をせず、恵まれた施設等においてトレーニングできるんですから。彼が実際にどういう意図で追い込まれた生活って言ってるのかわかりませんが、安易な気持ちだったら、結果的にサッカーに集中できない環境に飛び込むことになるんじゃないか、そして後悔するんじゃないか、とオジサン心配です。
4.締め
- 杉森君! 自分を追い込みたいんだろうけど、追い込み方は熟慮の上で決めよう!
- サッカーに集中できるはずの環境で自分を追い込めない奴が、多少環境変えたところで自分を追い込めるかというと、僕は非常に疑問だ!
- 細かいことだけど、「完全移籍でもいいです」とか言っちゃうあたりが、『まあグランパスは俺を出すなら基本レンタルだろうし~いざとなれば戻ってこれるよね』という意識を感じさせて、それが甘いんじゃないのか!(※ほぼ言いがかりです)
2017シーズンではグランパスで躍動する杉森君を見たいなあ……。
だいたいそんなかんじ。