グランパスで去就の危なそうな選手 夏の移籍期間1ヵ月半前時点にて
タイトルについて個人的な所見です。
始めに、Jリーグシーズン中において選手が退団する場合では、一般的に次のパターンのどれかです。
- 主力として活躍し、その活躍が認められ主に上位カテゴリまたは他国リーグに引き抜かれる。ただし近年では滅多に見られない。
- 出場機会をあまり得られず、同一カテゴリまたは下位カテゴリへ出場機会を求め、主にレンタル移籍。
- 外国籍選手の契約解除。
選手の思いとは別に、欲しがるチームが無い限り移籍は成立しません。まったく出場機会の無い選手については、過去のリーグ実績やアンダー世代等での実績が認められていない限り、本人が出たがってもあまり声はかかりません。怪我についても同じで、大怪我治療中の選手を欲しがるチームはありません。また、移籍加入したその年に出て行くということも滅多にありません。一方、Jリーグのチームは基本的に財政事情が厳しいので、シーズン中に移籍金満額払って獲得、ということは近年滅多に見られません。シーズン中の移籍はレンタルが殆どです。
上記の事情を鑑みると、シーズン中の移籍・放出についての基本的なお約束は次のようになります。
- 出て行くにしても基本的にはレンタル。復帰の可能性は残る。
- 主力級の選手が出て行くことは滅多にない。
- ちょいちょい出場機会はあるがサブ固定の選手は少し危ない。
- まったく出場機会の無い選手で、過去に実績のある選手は危ない。
- 大怪我治療中orリハビリ中の選手が出て行くことは無い。
- 移籍加入初年度の選手が出て行くことは滅多に無い。
- シーズン終了後では構想外での契約満了、退団、放出もあるが、シーズン中ではよほど特殊な場合を除いてそれは無い。
- ただし外国籍選手が期待はずれだった場合に契約解除はあり得る。
というところで、公式の登録ポジション別に見て行きましょう。
- 主力:楢崎
- 戦力:渋谷
- 出場なし:武田、荻
楢崎と渋谷の放出は絶対無い。一方、武田と荻は他チームでの経験豊富で、どちらかのレンタル放出はゼロではありません。ただし楢崎が1年怪我なしという事も考えにくく、万が一の場合を想定してシーズン中にキーパーを放出することは無さそうです。
- 主力:櫛引、内田
- 戦力:酒井、シャルレス
- ほぼ出ていない:大武、コバショー
- 出場なし:宮地(新人)、高橋
オファーがあっても不思議ではない組は大武、コバショー、高橋。この3人、本人達の希望次第でちょっと危ない気配が……。
- 主力:田口、ワシントン、宮原、和泉
- 戦力:杉森、青木、磯村、八反田
- ほぼ出ていない:コバユー、田鍋
- 出場無し:矢田、梶山(新人)、深堀(新人)
オファーがあっても不思議は無い組が田口、和泉、杉森、青木、コバユー、八反田、矢田の7人です。ただし田口は残留した経緯的に出て行くとは思えない。和泉は不動のレギュラー。杉森、青木はレギュラーを掴みかけている、八反田は風間教の信者、コバユーは移籍加入初年度で出て行くのは考えにくい。田鍋はプロリハビラーだからオファー無さそう。危ないのは矢田です。過去にJ1でも実績十分かつ今シーズンの出場機会無し。
フォワード
- 主力:シモビッチ、杉本、玉田
- 戦力:寿人、フェリペ・ガルシア、永井、押谷
- 出場無し:松本(新人)
強いて言うならシモビッチに中華マネーやオイルマネーオファーがあるかも、というところですが、世界的に有名でもないでしょうから、まず、無い。
まとめ
- 危ない選手:矢田
- ちょっと危ない選手:大武、コバショー、高橋
- 補強状況次第で契約解除あるかも:ブラジル人トリオの誰か
正直、結論ありきで書いてしまった気もするのですが、矢田マジで危ないのでは……。走れて上手いレフティーとして風間脳に染まることを期待していますマジで。