2017.6.21 天皇杯2回戦 名古屋グランパス×SRC広島
総括といっても正直細かい事はあんま無いと思われますが、雑多な素人目線での評価くらいはあとで書こうと思います
— ラグ (@Lagty_in_2D) 2017年6月21日
まあ約束だから多少はね?
まずグランパスのスタート&ベンチメンバーは次のとおり。
#天皇杯 2回戦 vs SRC広島 #grampus スターティング11
— 名古屋グランパス 公式 (@nge_official) 2017年6月21日
GK:渋谷
DF:古林、櫛引、酒井、内田
MF:押谷、磯村、矢田、宮地
FW:フェリペ、佐藤
SUB:武田、田口、小林、青木、杉森、和泉、シモビッチhttps://t.co/9LmLMK9jBb pic.twitter.com/WgzVQawyz7
今シーズンのグランパスを見ている方ならおわかりのとおり、スタメンはJ2リーグにおける最近のベンチ&ベンチ外メンバー。ベンチメンバーは本来のスタメンで構成されています。これはどういうことか?
スタメンは実戦テスト、何かあったら落第落第&落第でベンチメンバーと交代させるからな?
て風間教祖のメッセージですよね。格下相手だけに、技術で負けたり消極的なプレイをしたら許されないのでしょう。
では、フォーメーションはどうだったでしょうか。
前半攻撃時 限りなく2-5-3な3-4-3
寿人
宮地 フェリペ
内田 旭 押谷 古林
磯村
酒井 櫛引
しぶやん
前半守備時 4-4-2
寿人 フェリペ
宮地 旭 磯村 押谷
内田 酒井 櫛引 古林
しぶやん
まあだいたいはナッキーさんが呟いてるんで……
と、ここまで苦言ぽくも言ったけど、ウッチーと宮地くんがレーンをちゃんとずらしてプレーしたり、コバショーが大外張ったり、ポジショナルなプレーとしてはこっちが王道なんじゃね感もあった。ただし、これをやるならインサイドハーフは超人でないといけない。旭と押谷はかなり苦しんでいた。
— Nacky@鶴舞鎮守府 (@Nacky_fp_fm31) 2017年6月21日
僕の主観で申し上げますと、元々繋ぎへの貢献度の低いフェリペはまあそんなもんとして、宮地、旭、押谷と磯村の出来は良くなかった。そんな前半ではありましたがウッチーキャノン炸裂して1-0で後半へ。後半頭からお勉強時間終了の宮地に代えて変態青木星人こと青木が入りました。
後半攻撃時 限りなく2-4-2-2な4-4-2(最近のいつものアレ)
寿人フェリペ
青木 押谷
内田 旭 磯村 古林
酒井 櫛引
しぶやん
後半守備時 前半と同じ
ツイッターでも散々言われてるとおりのことで、もうそれ以上言うことない感じですが……。ともすれば体力勝負になりそうだった試合展開を青木の技術で一方的にしました。
そら周囲は楽ですわな。かなり不利っぽい位置関係等でも青木に出せば落ち着くし、一人~二人は余裕で剥がして有利な状況にしてくれるし。僕の見る限りで、いくらなんでもそら無理やろwwwwという状況1回を除いて、青木は全ての状況で勝っていました。とりあえず青木に出しとけ的なノリで青木に出されたボールを青木星人が変態トラップして前に運んでいきましたね。
そこで右SHにポジション移した押谷が仕事をしました。怪我する前のハチが、ロビンのポストプレイから右サイドを縦に走るのと同じように、右サイド大外で縦に仕事をした押谷。アイコンタクト済のプレイだったそうですが、マイナスのクロスで青木の初ゴールをアシスト。押谷がんばった。でもインサイドハーフとしては落第な。
試合としてはもう、その2-0になった時点で勝負はついていました。あとは完全な青木タイムでした。青木、相手がJ2以上でも同じようにやれたら本物ですね。青木の2点目も余裕たっぷりなゴールだったし、その後の押谷へのアシストもキャード変態青木星人が出たわ! お巡りさんここです! みたいな感じでしたし。なお押谷へのアシスト時には青木と押谷がポジション入れ替えてて、恐らく押谷の得意な左シャドーっぽいポジションを取らせてあげてたっぽい。青木が押谷の得点を介護。胸熱。まあだいたいそんな感じでしたけども、僕の主観と偏見に基づく各選手評価を最後に記します。
- しぶやん・・・キーパーの出る幕自体が少なかったからね……アレだったけど……とりあえずハイボールの処理が妙に危ない気配して、無事に処理するだけで観客席から安堵の声漏れる状態から脱してください。6.0
- 櫛引・・・今日の面子では安定感抜群。ただし妙に危ないシーンもありこれで満足してはいけない。及第点+ちょっとで6.5
- 酒井・・・ちょwwwおまwwwやっぱりハイボールあかんのですかwwww 猛省猛省猛省&猛省&練習。縦につける意識が発揮される場面は無かった(受け手の問題だろうけど)。6.0
- 古林・・・攻撃時のランニングとクロスでは宮原とは一味違うセンスを発揮。しかし細かいつなぎでのミスや守備時の軽率なプレイも散見された。攻守に身体を張って気持ちの伝わるプレイ。J2でもなんとか、まずはベンチに入ってほしいですね。長所だけ見るなら宮原より良いと個人的には思っているぞ。6.0
- 内田・・・独力でなんとかするタイプではないだけに、今日の構成では厳しかったと思う。古林がかなり前目に張ったポジション取りをしていた逆でバランスをとり、総合的にクレバーなプレイ。後半では青木お願いします状態だったのも、今日の青木ならそうなりますわな。今日のDFラインがなんとか崩壊しなかったのはウッチーのおかげ。ウッチーキャノンはナイスゴール。7.0
- 宮地・・・プロデビュー戦として、最低限の約束事だけ死ぬ気で守った感じ。恐らく本職CBの修行の一環として左シャドーだったのだろう。デビュー戦としては及第点ではあったが、左シャドーとしての決定的な仕事は無し。攻撃時のアイディアも無し。次回もこのポジションで出場することは無さそう。前半終了で交代。5.5
- 旭・・・中盤の広い範囲を走りボールを受けて出す仕事。ゴールへの道筋を意識せずに近い味方にパスだし&相手に誘いこまれて狭いところに入っていってミス等、風間教祖に評価されてないんだろうな、というプレイを連発。ハッキリ言ってセンターハーフとしては落第だと思われる。右SHで玉田の代役できないか、左SBできないなら放出だろう。5.5
- 押谷・・・慣れていないのであろうインサイドハーフで苦労。あやしいイエローを貰ったり、つなぎではミスしたりと、特に前半は酷かった。本人コメントでは、前半のイエロー貰った後ではメンタル的にガチガチだったらしい。J2リーグでのスタメン4試合4連敗で病み気味だったことには同情するが、そのメンタルで大丈夫か。とりあえずインサイドハーフとしては落第。でも一応点取ったからね、限りなく青木の介護による点だったけど。6.5
- 磯村・・・視野が狭い。プレッシャーに弱い。守備でのフィルターになってない。格下相手にアンカーとしての限界を露呈したかも。ほんのちょっとの差ではあるが、プレッシャー弱く前向いたときに視界に入る選手の人数多いという点において、DFとして一皮剥ける方向を目指すべきかもしれない。6.0
- フェリペ・・・走りすぎ。真っ先に足がつってはいけない。相変わらず繋ぎでは効果的なプレイをできず、基本的に一発得点を期待して起用する選手ということか。ロビンと交代したということから、逆説的に、ロビンの控えという評価を確定させた。まあ守備頑張ってたよ。6.0
- 寿人・・・最前線に張ってるはずが、良くも悪くもチームプレイ。守備に戻ったりつなぎに顔出したり、大声でコーチングしたり、思わず応援したくなりました。ただ青木、杉森、押谷、内田、ロビンあたりが皆で『寿人さん点取ってください!』なパス出してたんであと2点くらい取れるチャンスありましたよね? それでもこぼれ球を押し込むという、非常にらしいプレイで点取るあたりが、佐藤寿人は佐藤寿人ということなのかもしれない。7.0
- 青木・・・全人類に評価を求めても満場一致でMOMの出来だっただろう。変態青木星人が出た! お巡りさんこっちです! 格下相手に『技術ってのはこういうことを言うんだ』とばかりの変態ボールタッチを連発。こういう試合では怪我にだけ気をつけてね。あと押谷と寿人への接待アシストはまあ事実上勝負ついてた後だから良いけど競った試合ではだめですよ。7.5
- ロビン・・・やる気ね~www フェリペが足つったので交代で出てきました。いつもなら絶対自分でゴール狙うよなって状態で寿人にパス出したり、全体的に省エネかつ寿人接待プレイ。でも正直もうちょっとやる気のあるプレイを見たかったぞw 6.0
- 杉森・・・青木のアシストから余裕のゴール。でもそれJ2上位以上チームのDFなら交わした後にコース切りなおされてたんちゃうん? まあゴールを取るという感覚自体が大事なのかもしれない。押谷に代わって右サイドに入り、さりげなく格の違いを見せ付けた。6.5
以上、だいたいそんなかんじでした。