冒険者の犬

結婚3年半経過した事務職が書く日記ブログです。

待ったなし、精路再建手術  男性不妊治療中 in 名古屋

 (追記)

手術に至る流れ等は別記事にありますので、こちら↓をご参照ください。 

lagtydog.hatenablog.com

(追記ここまで) 

 

 

 

 いきなりですが、前回の記事も今回の記事も、書いているのは、ようやく前向きに考えられるようになったからなんです。無精子症と発覚した直後、

『これで妻から離婚と言われても断る理由がないよなあ』

なんてことばかり考えていました。一緒に頑張ろうという話になって救われました。

 

 さて、単なる精液検査なら泌尿器科ならどこでもやってくれる(はず)なので、家から最寄りの泌尿器科探して行って、それで済んだんですよ。ところが、その結果としての男性不妊治療となると、どこへ行けばいいのやら? というわけで必殺のネット検索の出番となります。

 

 『名古屋』 『男性不妊』あたりのキーワードで検索してみると……

男性不妊 /名古屋市-不妊治療専門-浅田レディースクリニック

名古屋市の男性不妊の診療が可能な病院 9件 【病院なび】

愛知県の男性不妊 | 不妊治療情報センター

 出てくるのはこんなところでしょうか。その他、検索上位に個人の不妊治療経験ブログ(読んでみましたけど、正直ホントかよと思わなくもない)なども出てきます。情報少ない! ほんと少ない!

 

 少ない情報から色々と読んでいって、通院可能距離と思われる病院をピックアップするとですね、検索トップに出てくる浅田レディースクリニックさん、やはり良いらしいぞと。そこでHPから受診の手続き等しようとしたらですね……ほうほう、夫婦で説明会に参加後じゃないと受診できないのね……じゃあ早速申し込みを

 

……ええっ!? 説明会の待機人数が800組だと!?

 

単純計算で説明会参加が半年後くらいになるやんけ!


 知識としては、不妊治療をやってるカップルは増えた・多いって話をよく聞く昨今です。しかし、これぞ知識と実感の違いというやつです。待機人数800組という数字が、僕に不妊治療の現実の第一歩を叩きつけてくれました。

 

 悩みました。単純に半年待つべきなのか。他にできることはないのか。約30万円以上の、けっこうな額のお金がかかることです。評判のいい、人気なところにかかりたいという思いもあります。他の受診希望の方だって、当然そう思うでしょう。しかし、そこで昔読んだ記事を思い出したのです。
 その記事のURLは失念してしまったのですが、うろ覚えに要約すると、
「人気・実績のある名医にかかるために何か月も待っているうちに悪化し手遅れになることもある。悪化前なら、比較的早く受診できる(言い換えればあまり人気のない)医者でも十分に治療できる場合も多い」
といった内容でした。
 加えて、改めて浅田レディースクリニックさんのHPを読んでいると、他院受診後であっても受診に問題ないよと表記されていました。ならば、まずは比較的早く受診可能な病院を探してみようと思ったのです。


 探して探して、某病院の情報にたどり着きました。まだ治療中なので、病院および主治医名は伏せますけども、『名古屋 男性不妊』とかで検索してもちっとも出てこないけど、間違いなくしっかりした病院で実績のある先生が見つかりました。余談ですがネット検索の限界を感じましたね。それほどメジャーなことでもなければ、本当に有用な情報ってなかなか見つけられないですね。無事に僕側の治療が終わった暁には、同じ境遇の方のために病院名を出しても良いのかなと思う今日この頃です。

 

 そして受診しに行ったら……

看護師さん「男性不妊は完全予約制ですけど……」(困惑)

 

 しまったー!! やらかしたー!!
 
 その場で予約を取り、後日に改めて受診。

 

先生「じゃあ金玉触ってみようか!」(力強く爽やか)

 

 睾丸とかじゃなくて金玉なんだ……と内心ちょっと引きつつ触診を受け

 

先生「検査結果的にも、金玉の大きさも平均の1.5倍くらいだし、閉塞性だろうね!」

 

 よ、よかった。それにしても僕のゴールデンボールはやっぱり平均の1.5倍くらいなんすか。大きくても特に嬉しくないぞ。

 

先生「基本的に造精機能が無くなってくると睾丸が委縮していくんだよね。ラグさん大きいからね」

 

 前言撤回。デカいらしい自分のゴールデンボール最高や!

 

先生「で、今後だけど……」

 

 というわけで、もう手術の話です。具体的には、40%程度の成功率にかけて精路再建手術を行うか、精子採取をするかということです。精路再建だと全身麻酔になる関係で3泊4日の入院に、精子採取のみなら1泊2日の入院になるとのこと。その結果を持ち帰り、妻と検討。メリットデメリットは簡単には次の通りです。

 

精路再建
 メリット
  成功すれば自然妊娠できるかもしれない。
 デメリット
  成功率は40~50%程度。

精子採取
 メリット
  僕側の負担は少ない。
 デメリット
  その後、必然的に顕微授精になるため、妻側の負担が甚大。
  顕微授精の関係で、結果的により高額の費用になる可能性大。

 

 結論。精路再建ついでに精子採取もお願いすることにしました。

 

 そうしたら、僕のかかる病院では女性側の不妊治療をしていないため、採取した精子を持ち込み、凍結保存してもらうための女性側のクリニックを別途探すことになりました。そこは家から最寄りのところにして、早速、僕だけ受診・相談。待合室に男が僕だけで90分くらい過ごしましたが、最初はちょっと居心地悪いすね。10分で慣れましたけど。

 そういった諸々の手配をして、手術日程が固まりました。数か月後になりますが、次は人生初の入院体験記になるでしょうか。


今までのまとめ

  • 男も検査しておくといいよマジで。
  • 精液検査だけなら泌尿器科でできるはずだから、最寄りのところに電話で問い合わせてゴー!
  • 費用は初診費用+検査費用で3000円弱。検査だけなら1000円しません。
  • 病院のトイレで採取してこいって言われても泣かない!
    ※専用のルームあるところ少ないみたいっすね。
    ※※僕は家で採取して運びましたけどね。
  • 男性不妊の専門医は少ないらしいぞ! よく探すか紹介してもらおう!
    ※たまたま名古屋と大阪に多いみたいです。
  • どういった治療をしていくかは夫婦でよく話そう!

 

だいたいそんなかんじ。