冒険者の犬

結婚3年半経過した事務職が書く日記ブログです。

37歳に、なります。

 1月21日は僕の誕生日です。産まれて以来、37歳になります。

 

 

 アラサー以上年齢になると、

「誕生日なんて『歳を取った』でしかないから嬉しくない」

なんて事を言う方がいらっしゃいます。年老いることの負の側面に注目して語ればそういうことになるのでしょう。年老いることは辛い、悲しいことなのでしょうか? 僕はそうは思いません。年老いるとは、生きているとイコールだからです。

 

「食べて寝て、やがて年をとってこの世から消えていく。それ以外は幻想だ。」

 

とは『グッドラック 戦闘妖精・雪風』における深井 零の名言ですけども、そこまで達観しなくとも、食べて寝て歳を取ることは生きている者の特権でしょう。

 僕の姉は36歳と5ヶ月で死にました。37歳になって、僕は姉よりも長生きをしているわけで、それだけ親孝行をできていると言ってもいいのかもしれません。姉と、親戚と、大学時代の友達と、親しかった人が早世して、結果的に親より先に死んだ子の葬式に参列した経験が3回ほどあるわけですが、あれはとても悲惨です。『親より先に死ぬのは1番の親不幸』とは一般論としてよく言われることですし、そういう争議に参列し実際に経験したら、本当にそうだなと思わざるを得ない。ただ生きてりゃ良いのかと問われると、実生活の面では生きていることプラスアルファの部分こそが問われるようにも思いますが、それでも生きていることはやっぱり尊いと思うんですよね。

 さて、1月の産まれの者としては、1年の振り返りが自分の○○歳の振り返りとほぼイコールでありますから、そこを振り返ろうとは思いません。ならば、人生の抱負的な話をすると、人生において僕が普段心がけていることの一つに、大学時代にとある方に言われた

「目上の人から貰った恩は目下の人へ返せ」

というものがあります。それは血族的な意味では、親から受けた恩を子へ、祖父母から受けた恩を孫へ、ということでしょう。一方で職場や趣味の集まりや、そういう場での先輩から受けた恩を後輩へ返す、ということでもあるでしょう。良い縁に恵まれ、多大なる恩を諸先輩型からいただいたこの身ですから、後輩に少しでもその恩を返していきたいし、楽しんで生きてもらいたいと僭越ながら思うのであります。

 37歳の1年も愉しく歳を取って生きたいなと、そう思う今日この頃でした。37歳の僕もよろしくお願い申し上げます。