「子供まだ?」 って言われて辛いが、妻はもっと嫌な思いをしている 男性不妊治療中 in 名古屋
タイトルのとおり、妊活と言いますか不妊治療と言いますか、あるある系と思われる小ネタです。
事の起こり
妻がイライラしていたんです。職場で嫌な事があったようです。話を聞いてみましょう。
「同僚が妊娠して、悪阻がひどくて、休むのか休まないのか当日にならないとわからないし仕事が制限されてて自分にしわ寄せが回ってくる。」
「それに腹を立てる自分が嫌だ」
ううん、何ともコメントに困りつつも、うんうんと聞いていると。
心無い一言が痛い
「職場の先輩が『君んとこは子供まだなの?』と毎日聞いてくるのも鬱陶しい」
うっへえ心が痛い。僕のせいですね、すみません。と言うかその話を僕にするにあたって、もうちょっと配慮いただけないものでしょうか。
実は僕も職場の先輩(主に50代半ば以上)に同じ事は言われるんです。言われるたびにちょっと傷ついている。他にも、僕の親には事情を話しているんですが、妻の意見により岳父母には僕の無精子症のことを話していない関係で、岳父母からも同様の事を言われる場合もあり。その度に申し訳ない思いになります。
でも、妻の方がもっと嫌な思いをしている
妻に対して、正直配慮してくれよと思わなくもなかったんです。しかしながら、僕にそのまま言わずにいられなかった、つまり妻はそれだけ嫌な思いをして傷ついたと考えるべきだよなあ、と妻の話を聞きつつ考えまして。
夫婦共通の話題なんだと結論
妻の話を聞き始めた段階で、話を聞こうと思って聞いていたから良かった。そうでなければきっともっと傷ついて、場合によっては怒っていたかもしれません。
大変不本意ながら、僕の無精子症が現実のものであり、そしてそれを一部にしかオープンにしていない以上、言われることです。言われても仕方ないし、その度に傷つくのも仕方ないです。ただし、僕の無精子症ではなく、夫婦の不妊という、夫婦共通の話題なんだと認識すべきなのかなと。
夫婦共通の話題ならば、僕が傷ついている一方で妻だって傷ついているんですよね。当たり前のことなんですが、自分ひとり不幸ぶっていても何も解決しない。
基本的に優しいが時々異様に冷淡だと知人方から評される僕としましては、相手の痛みを思いやるのは正直難しいのです。ならば、相手の事ではなく、共通の事なんだと思えば、わからなくもないのかなと思った今日この頃でした。
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